勤務体系から考えるキャリアアップ

看護師がキャリアアップしようとする際にネックとなるのは激務による時間のなさです。転職であれば転職エージェントを使えばその問題は軽減されるでしょうが、例えば大学や大学院への進学、留学の勉強など、勤務時間外にどうしても自分で時間をひねり出して使うには、その勤務形態を考える必要があります。(最近では看護師の大学院進学を病院にとってのプラスとしてバックアップしているところもありますが)
ここではその時間の作り方について、勤務体系を中心に考えてみたいと思います。

【2交代制への転職】
看護師の勤務体系は2交代制と3交代制がありますが、両方を比べると夜勤が16時間勤務などと激務ではありますが、その分、休暇がふえる2交代制の方が自分の時間を取ることができます。3交代制だと、8時間ごとの細切れ勤務で、2時間屋3時間睡眠をとっただけで次の勤務に出かけなければならず、夜勤明けや休暇は寝てしまって終わってしまうという話もよく聞きますが、2交代制は夜勤を一度行うと次の日が明け、翌日が休みという勤務スケジュールが多いようですので、感覚的には2連休とった気分になるようです。それを考えると、2交代制のほうが、自分の時間を取りやすいと言えます。ただし、あくまでも交代制ですので、イレギュラーで明けの翌日に日勤が入ったり、夜勤が2日続くということもありえます。不安定な時間勤務となりますので、体調の保持には気をつける必要があります。

【夜勤なしへの転職】
それでは、きつい夜勤のない環境に転職をすればいいということが考えられます。先に述べたように転職エージェントを使えば、比較的簡単に夜勤なしの勤務先が見つかります。ただし、夜勤手当はなくなりますので、その分、給与は減る可能性があります。また、夜勤なしだと、正規職員ではなく、非常勤職員となり、ボーナスがでないなど正規職員に比べて大きく待遇が異なってしまうことがありますから、その点、給与を下げたくないという場合は気をつけないといけないでしょう。

【夜勤専従への転職】
それでは逆に夜勤でのみ働く夜勤専従に転職するのはどうでしょう。ここでも正規職員でなければ給与に差は出てしまいますが、正規職員として就職すれば、高給にくわえて、多くの時間を手にすることができます。労働基準法からも月に約9回の勤務で良く、また、交代制に比べて、勤務時間が夜間と固定されていますので、体調の管理がしやすいのが特徴です。

以上のような時間のつくり方がありますが、留学の場合はまず、退職して勉強に専念する、進学の場合は入学してから退職するという人が多いようです。キャリアアップをする以上、退職前よりもよい待遇で再就職するためにも進学・留学ともに集中して行う必要があります。
参考サイト:看護師の転職理由

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